2026-10-29(木)配信

セキュリティ脅威情報

■ 要対応(緊急度が高く、多くの組織で対応が必要な事案)
KEVLinux Kernel における変数の初期化不備に伴う脆弱性
Linuxカーネルにおいて、変数の初期化が不適切に行われる脆弱性が確認された。ソケットバッファの結合処理中に共有フラグメントマーカーの保持に失敗することで、ESP(Encapsulating Security Payload)の入力処理が共有フラグメントをその場で復号してしまう。本脆弱性は単体でも危険だが、他の脆弱性(CVE-2026-109618 および CVE-2026-109619)と組み合わせることで、PHP Webシェルの設置やroot権限での任意のコマンド実行に繋がる恐れがある。CISA は米国の連邦政府機関に、2026年10月31日までの対応を求めている。
なぜご自身の組織で確認すべきかLinuxカーネルにおいて悪用が確認された脆弱性が報告されており、自組織の対象サーバーへのパッチ適用が必要なため。
影響
攻撃者によりページキャッシュ内のデータが意図せず改ざんされる可能性がある。また、脆弱性の連鎖によってシステムの完全な制御権を奪取されるリスクがある。
対応策
ベンダーの公開情報: https://git.kernel.org/stable/c/3599e6b3cc1ada96883d496a50a210d3afbb6987
ベンダーの公開情報: https://git.kernel.org/stable/c/2f2b16022a2e10ca7bccfb98db5ed2ec0f72641c
ベンダーの公開情報: https://git.kernel.org/stable/c/9d3e5fd19fe1063bf607219e8562fbd567b8e8d5
KEVBroadcom VMware ESX におけるログ記録不備の脆弱性
Broadcom VMware ESXにおいてログ記録が不十分となる脆弱性が確認された。管理者権限を持つ攻撃者が、特定の操作を実行した際にその証跡をログに残さないことが可能となる。CISAは本脆弱性を「既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)」に追加しており、実際の攻撃に利用されているため、組織は迅速な対応が必要である。CISA は米国の連邦政府機関に、2026年11月11日までの対応を求めている。
なぜご自身の組織で確認すべきかVMware ESXにおいて悪用が確認されたログ記録不備の脆弱性が報告されており、自組織の仮想化基盤へのパッチ適用が必要なため。
影響
管理者権限を有する攻撃者が不正な操作を行ってもログに記録されないため、攻撃活動の隠蔽や内部不正の隠蔽を許す恐れがある。
対応策
ベンダーの公開情報: https://support.broadcom.com/web/ecx/support-content-notification/-/external/content/SecurityAdvisories/0/38017
Cisco ASAとFTDのSSL VPNにDoS脆弱性、悪用も
Cisco Systemsは、「Cisco Secure Firewall ASA」および「Cisco Secure Firewall FTD」のSSL VPN機能にサービス拒否の脆弱性「CVE-2026-76418」が存在することを明らかにしました。すでに悪用が確認されており、シスコシステムズは修正版アップデートを公開して更新を呼びかけています。
なぜご自身の組織で確認すべきかCisco Secure Firewall ASAおよびFTDにおいて悪用が確認されたSSL VPN機能の脆弱性が公表されており、自組織の対象機器へのアップデート適用が必要なため。
⚠️ [継続注意] CISA、Adobe Commerce等の脆弱性2件をKEV追加
📰 過去報告:10/23, 10/24, 10/25, 10/27, 10/28
米CISAは、Adobe CommerceおよびMagentoの脆弱性と、GoogleのBrotliデコーダーライブラリの脆弱性の合計2件をKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに追加しました。すでに積極的な悪用が確認されており、連邦機関には期限までの修正が求められています。
10/28 報告の Google の Brotli デコーダーライブラリの脆弱性(CVE-2026-111497)等について、米 CISA が KEV に追加し積極的な悪用への注意を呼びかけています。
なぜご自身の組織で確認すべきかAdobe CommerceおよびGoogle Brotliにおいて悪用が確認された脆弱性がKEVに追加されており、自組織の利用環境の確認とアップデート適用が必要なため。
Oracle EBSの重大なRCE脆弱性CVE-2026-101767、パッチ公開直後から悪用の試みを観測
Oracle E-Business Suiteの重大な認証不備の脆弱性CVE-2026-101767に対し、パッチ公開直後から悪用を試みる攻撃が観測されたと脅威インテリジェンス企業が報じました。本脆弱性はリモートコード実行につながるおそれがあり、セキュリティ企業が注意喚起とIoCを公開しています。
なぜご自身の組織で確認すべきかOracle E-Business Suiteにおいてパッチ公開直後から悪用を試みる攻撃が観測された重大な脆弱性が確認されており、自組織の環境へのパッチ適用が必要なため。

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■ 脅威動向
脆弱性Dell PowerProtect Data Domain製品群における複数の脆弱性(計7件)
Dell PowerProtect Data DomainおよびData Domain Management Centerにおいて、合計7件の深刻な脆弱性が確認された。主な問題として、スタックベースのバッファオーバーフロー、ハードコードされた暗号鍵の使用、不適切な認証、SQLインジェクション、権限の欠落、および認証バイパスが含まれる。認証されていない遠隔の攻撃者や低い権限を持つ攻撃者によって悪用される可能性があり、任意のコマンド実行、資格情報の露出、特権アカウントの作成、さらにはシステム全体の完全な制御を奪われる危険性がある。
対象ソフト
Dell PowerProtect Data Domainは、企業や組織のバックアップデータ管理や重複排除を行うためのストレージおよびデータ保護システムである。
影響
遠隔からの任意のコマンド実行、資格情報の露出、特権アカウントの作成によるシステム全体の完全な制御の奪取、および管理対象システムへの不正アクセスや権限昇格が発生する。
脆弱性Juniper Networks Session Smart製品群におけるOSコマンドインジェクションなど10件の脆弱性
Juniper NetworksのSession Smart ConductorおよびSession Smart Routerにおいて、合計10件(関連CVEを含む場合はそれ以上)の脆弱性が公表された。最も深刻な問題はSession Smart ConductorのAutomatedProvisionerにおけるOSコマンドインジェクション脆弱性(CVE-2026-103406)であり、CVSS基本値9.8(Critical)と評価されている。遠隔の攻撃者が細工されたsalt minion IDを送信することにより、root権限で任意のコマンドを実行することが可能である。その他にも、認証の欠如による管理者権限の取得、パストラバーサル、スタックバッファオーバーフロー、整数オーバーフローなど、リモートコード実行やサービス運用妨害(DoS)を引き起こす複数の脆弱性が含まれている。
対象ソフト
Juniper Networks Session Smart RouterおよびConductorは、企業や通信事業者においてWANの構築やネットワークトラフィックの管理・制御を行うためのSD-WAN/ルーター製品である。
影響
認証されていない遠隔の攻撃者やローカルのユーザーによって、root権限での任意コマンド実行、任意のファイルの読み書き・削除、管理者権限の取得、またはサービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされるおそれがある。
脆弱性Sophos UTMにおけるパストラバーサルによるリモートコード実行の脆弱性
Sophos UTMのすべてのバージョンにおいてパストラバーサルの脆弱性が存在する。メールプロキシがスキャン有効状態で使用されている環境において、数分間にわたり繰り返し攻撃を継続して競合状態に勝利することで、リモートの認証されていない攻撃者がroot権限で任意のコードを実行することが可能となる。Sophos UTMはすでにサポート終了(EOL)となっており、パッチを手動でインストールする必要がある。
対象ソフト
Sophos UTMは、ネットワークセキュリティ機能を提供するアプライアンス製品であり、企業や組織の境界防御やメール保護などのために利用される。
影響
リモートの認証されていない攻撃者がroot権限で任意のコードを実行する。
対応策
Sophos UTMはサポート終了(EOL)となっており、パッチを手動でインストールする必要がある。
脆弱性zip クレートにおけるデュアルヘッダー不整合に起因するリモートコード実行の脆弱性
zip クレートにおいて、ZIP アーカイブ内のローカルファイルヘッダー(LFH)とセントラルディレクトリファイルヘッダー(CDFH)の間で解釈の不整合が生じる脆弱性が存在する。ZipArchive などのランダムアクセスクーラーは CDFH を信頼する一方、ZipStreamReader などのストリーミングリーダーは LFH を直接読み取ってファイルを抽出する。この不整合を利用して、セキュリティゲートウェイの検査をすり抜けつつ、バックエンド処理で任意のファイルを上書きする攻撃が可能となる。PoC(概念実証コード)や実害につながる攻撃チェーンが確認されており、深刻度は Critical に相当する。
対象ソフト
zip クレートは、Rust 言語環境において ZIP アーカイブファイルの圧縮や展開を行うために使用されるライブラリである。ファイルアップロード処理やバックエンドのバッチ処理などで広く利用されている。
影響
攻撃者によって細工された ZIP アーカイブを処理させることで、セキュリティゲートウェイのバイパス、任意のファイルの上書き、サービス運用妨害(DoS)、およびリモートコード実行(RCE)を引き起こすおそれがある。
対応策
9.0.5 以降にアップグレードすること
脆弱性Wasmtime の Cranelift バックエンドにおける制御フロー管理の脆弱性
Wasmtime の aarch64 向け Cranelift バックエンドにおいて、大規模な `br_table` 命令を含む WebAssembly モジュールをコンパイルする際に、誤った条件付き分岐ターゲットが生成される問題が存在する。これにより、制御フロー管理が不十分となり、意図しないコード領域へジャンプして任意のサンドボックスエスケープを引き起こすおそれがある。
10/24 報告と同じ Wasmtime について、別の脆弱性が発見されました。利用環境における影響の確認を推奨します。
対象ソフト
Wasmtime は、WebAssembly モジュールを実行するためのスタンドアロンのランタイムおよびコンパイラである。サーバーサイドやエッジコンピューティング環境などで、安全なサンドボックス内でのコード実行のために広く利用されている。
影響
攻撃者によって制御された WebAssembly モジュールを実行させられた場合、任意のコードが実行され、サンドボックスからの脱出やシステムに対する重大な影響が生じるおそれがある。
対応策
wasmtime v36.0.19、v48.0.7、v49.0.4 以降にアップグレードすること。
⚠️ [継続注意] PHPに複数の任意のコード実行の脆弱性(JVNVU#99905564)
📰 過去報告:10/22, 10/23, 10/26, 10/28
The PHP Groupから、PHPの2件の脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)に関するアドバイザリが公開されました。影響を受けるバージョンのPHPでは、サーバ上で任意のコードが実行されるおそれがあります。JVNやJPCERT/CCからも注意喚起が出されており、開発者が提供するパッチの適用が呼びかけられています。
10/28 報告の PHP の脆弱性(CVE-2026-109618)について、JVN や JPCERT/CC からも注意喚起が公表されました。パッチの適用を推奨します。
脅威の概要
PHPにおいて、OOM corruptionやstale global stateに起因する任意のコード実行(RCE)に関する2件の脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)が確認されています。影響を受けるバージョンのPHPを稼働させているサーバにおいて、任意のコードが実行されるおそれがあります。
対象となる組織・利用者
PHP 8.2系、8.3系、8.4系、8.5系を利用しているシステムを運用・管理している組織。
推奨される防御アクション
PHP 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35以降の修正済みバージョンへアップデートする
開発者が提供するパッチを適用する
Google、Chromeのセキュリティアップデート公開 - 脆弱性52件を修正
Googleは、ウェブブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートを公開しました。合計52件の脆弱性が修正されており、そのうち4件は重要度が「クリティカル」と評価されています。
10/22 報告と同じ Chrome について、別のセキュリティアップデートが公開されました。クリティカル4件を含む52件の脆弱性が修正されており、最新版への更新状況の確認を推奨します。
脅威の概要
Google製ウェブブラウザ「Chrome」において、ファイルシステムのメモリ破損やファイルAPI・Skiaの入力検証不備、Layoutコンポーネントの解放後メモリ使用(Use After Free)など、計52件の脆弱性が修正されました。そのうち4件の重要度が「クリティカル」と評価されています。
対象となる組織・利用者
Windows、macOS、Linux向けの「Chrome」を業務端末で運用している組織。
推奨される防御アクション
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 156.0.8078.74」「同156.0.8078.73」を適用する
Linux向けに「Chrome 156.0.8078.73」を適用する
Cisco Talos、Cisco SD-WANを狙う「KeyDrift」を分析
Cisco Talosは、Cisco SD-WAN Catalyst Controllerの認証バイパス脆弱性(CVE-2026-20127)を悪用して侵入し、制御プレーンから暗号鍵素材などを窃取するカスタムマルウェアフレームワーク「KeyDrift」を展開するAPTグループ「UAT-11473」の活動分析を公開しました。
脅威の概要
APTグループ「UAT-11473」がCisco SD-WAN Catalyst Controllerの認証バイパス脆弱性(CVE-2026-20127)を悪用して侵入し、制御プレーン上で動作するカスタムマルウェアフレームワーク「KeyDrift」を展開していることが確認されました。KeyDriftは、プロセスインジェクションやTLSインターセプションを通じて暗号鍵素材の収集やバックドア機能、中継C2として動作します。
主要なTTP
Cisco SD-WAN Catalyst Controllerの認証バイパス脆弱性(CVE-2026-20127)の悪用
runitサービスランチャーの改変によるマルウェアの起動・永続化
ptraceシステムコールを用いたvdaemonプロセスへのPolyFlameモジュールのインジェクション
OpenSSLのSSL_readフックを用いた制御プレーン上の暗号鍵素材のインターセプション
TinyShellライクなバックドア機能および中間C2としての動作
対象となる組織・利用者
Cisco SD-WAN Catalyst Controller環境を運用している組織。
推奨される防御アクション
Ciscoが公開したCVE-2026-20127に対するパッチを適用する
Ciscoが公開しているCisco Catalyst SD-WANのハードニングガイドラインに沿った対策を実施する
コントロールプレーンプロセスへの不正なインジェクションや不審なrunitサービス、改変されたスクリプトの痕跡がないか監視する
UEFIファームウェアEDK IIに深刻な脆弱性
UEFIファームウェアの基盤であるオープンソースコード「EDK II」のネットワークブート機能に、16年前から存在していた深刻なバッファオーバーフロー脆弱性(CVE-2026-97631)が判別しました。ネットワークブート時に細工したエラーメッセージを送信されることで、OS起動前やSecure Bootの検証前に任意のコードを実行されるおそれがあります。すでに修正コードはマージされていますが、安定版リリースにはまだ含まれていません。
脅威の概要
EDK IIのネットワークブート(PXE)コードにおけるIPv4およびIPv6のバッファオーバーフロー脆弱性です。ネットワークブート中に504バイトを超える細工したエラーメッセージを受信させることで、メモリを上書きし、システムクラッシュやファームウェア内でのコード実行を引き起こすおそれがあります。
主要なTTP
ネットワークブート(PXE)中のマシンに対する細工されたエラーメッセージの送信
バッファオーバーフローを通じたメモリの不正上書き
OSのロード前およびSecure Bootの検証前におけるファームウェア内でのコード実行
対象となる組織・利用者
サーバーやデータセンター機器など、ネットワークブート(PXE)を利用している組織。
推奨される防御アクション
ファームウェアの提供元から脆弱性を修正したBIOS/UEFIアップデートが提供され次第、適用する
ネットワークブート(PXE)を使用していない環境では、不要な露出を減らすためにPXEを無効化する
ブート時のネットワークトラフィックやログを監視し、不審な試行の兆候を確認する
■ 注目事例
JFEケミカル、不正アクセスで最大約23万件漏洩か
JFEケミカルは、10月21日に公表した第三者による不正アクセスおよび情報漏洩に関する第二報を公開しました。外部の専門機関と調査を進めた結果、お取引先、社外関係者、および当社・当社社員に関する個人情報が最大約23万件不正に取得された、またはそのおそれがあることを確認しています。クレジットカード番号や銀行口座情報の漏洩は確認されていません。
攻撃手法(確認済み)
公表文では「第三者による不正アクセス」と記載されていますが、具体的な侵入経路や手口についての詳細は記載されていません。
ショップサーブで不正アクセス、約2,335万人漏えい
Eストアーが運営するECサイト構築・運営支援サービス「ショップサーブ」が不正アクセスを受けました。外部の第三者がサーバー上でアプリケーションの脆弱性を悪用して不正なプログラムを実行し、購入者情報など約2,335万6,000人分の情報が外部に送信され漏えいしました。同社は通信を遮断し、脆弱性の修正や認証の強化などの対応を実施しています。
攻撃手法(確認済み)
外部の第三者がサーバー上で稼働するアプリケーションの脆弱性を悪用して不正なプログラムを実行し、データベースに格納された情報を外部に送信した。
自組織チェックポイント
自組織の公開サーバーやWebアプリケーションに、既知の脆弱性が放置されていないか
サーバー上のアプリケーションやデータベースへの不正な通信やデータ持ち出しを検知・遮断できる体制になっているか
管理画面へのアクセス認証に二要素認証や二段階認証が導入されているか
So-netの会員DBが侵害、個人情報流出を確認
ソニーネットワークコミュニケーションズは、「So-net」の会員データベースが外部から侵害され、個人情報が流出したことを明らかにしました。退会者情報27万2215件を含む会員情報約214万件のほか、メール関連4サービスのメールアドレスやパスワードが流出したとしています。
攻撃手法(確認済み)
外部からの会員データベースへの不正アクセスにより侵害されたとされているが、具体的な侵入経路や手法は公表されていない。
自組織チェックポイント
外部からアクセス可能なデータベースや管理システムに対して、不要な接続経路が開かれていないか
データベースへのアクセス制御や認証設定が適切に施されているか
ネットプロテクションズの「NP後払い」に不正アクセス
株式会社ネットプロテクションズは、同社が運営する「NP後払い」の請求書再発行システムに対し、第三者から通常想定されない方法で機械的かつ連続的なリクエストが行われたと発表しました。この不正アクセスにより、28,884件の取引における個人情報(氏名、住所、法人利用の場合は会社名・部署名)へのアクセスが判明しています。
攻撃手法(確認済み)
請求書再発行システムに対し、第三者から通常想定されない方法で機械的かつ連続的なリクエストが行われたことによる不正アクセス。
攻撃手法(推測)
リクエストの制限機能やボット対策が不十分であったため、自動化ツール等を用いたブルートフォース攻撃や不正なパラメータ操作によって大量のデータにアクセスされた可能性があります。(根拠:請求書再発行システムに対して「通常想定されない方法で機械的かつ連続的なリクエストが行われた」と公表されています。機械的な大量リクエストを防ぐレートリミットやボット対策が十分に機能していなかったことが背景にあったと考えられます。)
自組織チェックポイント
請求書再発行やパスワード再設定などの公開システムに、レートリミットやボット対策(CAPTCHA等)が実装されているか
大量の機械的リクエストや異常なアクセスパターンを検知して遮断する仕組みがあるか
外部公開しているWebアプリケーションに対して、不正な連続リクエストを想定した脆弱性診断や負荷検証を実施しているか
21あおもり、配信サービスの不正アクセスで情報漏えい
公益財団法人21あおもり産業総合支援センターは、利用しているメール配信サービス「ブラストメール」への不正アクセスにより、メールアドレスや氏名などの個人情報が漏えいしたと公表しました。サービス提供元の株式会社ラクスライトクラウドのAPI用サーバーに外部の第三者が侵入し、データベースからデータが持ち出されたとしています。
10/23 報告の紀宝町の事例と同じく、「ブラストメール」への不正アクセスに起因する公表です。同サービスを利用中の組織は影響の確認を推奨します。
攻撃手法(確認済み)
外部の第三者がサービス提供元のAPI用サーバー2台に侵入してコマンドを実行し、販売管理システム及びサービスのデータベースに接続してデータを持ち出した。
攻撃手法(推測)
API用サーバーの脆弱性や認証不備が悪用された可能性があります。(根拠:外部の第三者がAPI用サーバーに侵入しコマンドが実行されたという記述から、APIサーバーにおける不正アクセスの発生が確認されています。)
自組織チェックポイント
外部に公開しているAPIサーバーや管理システムへのアクセス制御や脆弱性対策が適切に行われているか

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この内容は 2026-10-29 に配信されました。