脅威動向  2026-10-17(土)配信

台湾の研究機関を狙うAI活用型Google AitMフィッシング

シスコのTalosは、台湾の研究機関を標的としたスピアフィッシングキャンペーン「UAT-11985」の詳細を公表しました。AIを活用したコンテンツ生成により、実在の学術・政策機関になりすました偽のイベント案内や偽のQRコード(クッシング)を用いて、Google AitMフィッシングフレームワークへ誘導し、アカウント認証情報やMFAコードを窃取しています。
脅威の概要
攻撃グループ「UAT-11985」による、AIを活用したスピアフィッシングおよびクッシング(QRコードフィッシング)キャンペーンです。実在の台湾の学術・政策機関になりすました偽のイベント案内を送り、Google Formsを模したAitM(Adversary-in-the-Middle)プロキシサイトへ誘導することで、認証情報とMFAコードをリアルタイムに窃取してアカウントを乗っ取ります。
主要なTTP
AIを活用したテンプレートによる文面の自動生成と、実在の学術・政策機関へのなりすまし
イベント案内メール内での偽装URLや、ポスター上のQRコードを悪用したクッシング(Quishing)
Google FormsおよびGoogleログイン画面を精巧に模したAitMプロキシサイトによる認証情報とMFAコードのリアルタイム窃取
WebSocketおよびPOSTリクエストを用いた動的な認証セッションのミラーリング
対象となる組織・利用者
Google Workspaceなどのクラウドサービスを利用しており、学術機関や政策関連の組織・関係者とやり取りを行う組織。
推奨される防御アクション
フィッシング耐性のある認証方式(FIDO2/WebAuthnベースのパスキーなど)を導入し、AitM攻撃による認証情報やMFAコードの窃取を防ぐ
メール内のリンクにマウスオーバーした際の表示URLと、実際のリンク先ドメインが一致しているか確認するよう従業員を教育する
イベントポスター等に掲載されたQRコードを不用意にスキャンしないよう注意を促す

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