脅威動向  2026-10-16(金)配信

Linux カーネルにページキャッシュ上書きの脆弱性

Linux カーネルのネットワーク機能に、管理者権限の奪取を可能とする脆弱性(CVE-2026-43503)が報告されました。ネットワークソケット処理におけるデータ検証の不備によりページキャッシュの上書きが可能となるもので、すでに悪用のためのエクスプロイトコードが公開されています。
10/9 報告と同じ Linux カーネルについて、別の脆弱性が報告されました。すでに悪用のためのエクスプロイトコードが公開されているため、利用環境の確認を推奨します。
脅威の概要
Linux カーネルのネットワークソケット機能におけるデータ検証不備(CVE-2026-43503)の解説です。ネットワークソケット処理において共有データであるフラグが設定されないため、SUID ファイルのページキャッシュ領域へのデータ上書きが可能となり、攻撃者が root 権限を奪取できると報告されています。
主要なTTP
ネットワークソケット処理でのデータ複製・移動時に共有フラグ(SKBFL_SHARED_FRAG)を設定しない処理の悪用
SUID ファイルがキャッシュされているページ領域のデータ上書き
root 権限での任意のプログラムの実行による管理者権限の奪取
対象となる組織・利用者
影響を受けるバージョンの Linux カーネルを利用している組織。
推奨される防御アクション
利用している Linux ディストリビューションのベンダー情報を確認し、Linux カーネルのバージョンをアップデートする

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