2026-09-03(木)配信

セキュリティ脅威情報

■ 要対応(緊急度が高く、多くの組織で対応が必要な事案)
KEVSonicWall SMA1000 アプライアンスのサーバーサイドリクエストフォージェリ脆弱性
SonicWall SMA1000 アプライアンスにおいて、サーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性が確認された。認証されていないリモート攻撃者がこの脆弱性を悪用することで、機密機能への不正なアクセスを取得し、権限のない操作を実行するおそれがある。CISAは本脆弱性について悪用を確認しており、2026-09-05までの対応を推奨している。
なぜご自身の組織で確認すべきかSonicWall SMA1000における認証不要のSSRF脆弱性であり、CISA KEVに登録され悪用が確認されているため、早急な対策が必要です。
攻撃手法(確認済み)
攻撃者が認証なしで機密機能への不正アクセスや、予期しないシステム操作を実行する可能性がある。
自組織チェックポイント
ベンダーの指示に従って適切な緩和策を適用すること。緩和策が利用できない場合は製品の使用を中止すること。CISAのBOD 26-04および関連するフォレンジックトリアージ要件に従い対応を行うこと。

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■ 脅威動向
偽のソフト配布サイトでWindowsやDefenderが無効化
信頼性の高いベンダーを偽装した偽のソフトウェアダウンロードサイトを用いて、悪質なインストーラーを配布するマルウェアキャンペーンです。感染端末上でセキュリティ機能の無効化やWindows Updateの停止、タスクスケジューラを用いた永続化が行われます。
主要なTTP
偽のソフトウェアダウンロードサイトや偽装ZIPアーカイブを用いたソーシャルエンジニアリングによるマルウェア配布
Windows Installerサービス(msiexec.exe)やラッパーインストーラーを通じた実行
PowerShellを用いたMicrosoft Defenderの除外設定の追加
icaclsコマンドを使用したペイロードディレクトリのDACL変更によるアクセス制限
シャドウコピーの削除
wuauserv、UsoSvc等のサービス停止・無効化およびUpdate用DLLのリネーム、キャッシュ削除によるWindows Updateの妨害
日常的なIT・生産性タスクを模したスケジュールタスクによる永続化の確保
非標準ポートを用いたC2サーバーとの通信
対象となる組織・利用者
従業員が日常的に外部からソフトウェアをダウンロードして利用する企業、およびマルチテナント・多国籍組織の中国語圏の運用拠点を持つ組織。
推奨される防御アクション
公式ストアや信頼できる公式サイト以外からのソフトウェアダウンロードを禁止する
ブラウザやエンドポイントセキュリティ(EDR)による悪性ドメインへのアクセスブロック
PowerShellやコマンドプロンプトによるセキュリティ設定変更の監視・検知
Windows UpdateサービスやDefenderの構成に対する不正な変更のモニタリング
少人数組織がAI活用で上位ランサムウェアグループに
ランサムウェアグループ「The Gentlemen」が、AIコーディングツールやアフィリエイトネットワークを活用して短期間で大規模な攻撃組織へと成長した事例です。小規模なチームであってもAI支援によって参入障壁が大きく下がり、高度な犯罪オペレーションを構築できる脅威を示しています。
主要なTTP
AIコーディングツールを活用したランサムウェア管理パネルの短期間での構築
広範なアフィリエイトネットワークを利用した攻撃規模の拡大
暗号化にとどまらずデータを窃取して公開を迫る二重恐喝の手法
対象となる組織・利用者
ランサムウェアの脅威やサプライチェーン経由の攻撃に備えるすべての企業・組織。
推奨される防御アクション
バックアップデータのオフライン保管および多層的な保全
外部からアクセス可能な管理画面やシステムの脆弱性対策の徹底
従業員に対する最新のフィッシング・侵入手法に関するセキュリティ意識向上
AI音声を悪用したiPhone盗難フィッシングの手口
盗難されたiPhoneの持ち主に対し、Appleサポートを装った音声AIエージェントが電話をかけ、パスコードや2要素認証コードを巧妙に聞き出すフィッシングサービス「AnonymousKit」のの手口が報告されています。低コストで自動化された音声フィッシングにより、デバイスのロック解除や不正送金を引き起こす脅威として指摘されています。
主要なTTP
盗難されたiPhoneの所有者への偽装音声通話の実施
Appleサポート(担当者名:Alice Diazなど)のなりすまし
音声AIエージェントを用いた対話形式でのパスコードおよび2要素認証コードの詐取
対象となる組織・利用者
iPhoneを所有・運用している組織の従業員、およびモバイル端末のセキュリティ管理を担当する情シス管理者。
推奨される防御アクション
Appleサポート等の正規の窓口から電話でパスコードや2要素認証コードを尋ねられることは一切ない点を従業員へ周知する
端末が紛失・盗難された際は、紛失モードを維持したまま回収し、第三者からの連絡や誘導リンクには十分注意する
端末の盗難対策として、最新のセキュリティ機能や生体認証(Face ID/Touch ID)の設定を徹底する
露系グループTA488、XSSでZimbraを侵害
ロシア系攻撃グループTA488が、Zimbra Collaboration Suiteのクライアント側HTMLサニタイザーに存在する脆弱性(CVE-2025-66376)を悪用したハーフクリックエクスプロイトを展開しました。ユーザーがメールを開くだけで任意のJavaScript(ZimReaper)が実行され、認証情報やメールデータが窃取されるとともに、アプリケーション専用パスワードを用いた永続的なアクセスが確立されていました。
主要なTTP
プロトンメールや侵害済みアカウントを利用したスピアフィッシングメールの送信
HTMLメール内に悪意あるタグを隠す「タグ分割(tag-splitting)」を用いたXSSエクスプロイトの実行
ログイン中ユーザーのCSRFトークン、自動入力パスワード、2FAコードの窃取
「ZimbraWeb」等のアプリケーション専用パスワード作成による永続的アクセスの確立
DNSクエリを活用した情報送信と、過去90日分のメールのTGZファイル化による持ち出し
対象となる組織・利用者
Zimbra Collaboration Suiteメールサーバーを運用している組織、特に政府機関、防衛産業、エネルギー・科学関連分野の組織。
推奨される防御アクション
Zimbraの脆弱性(CVE-2025-66376)に対するパッチの適用
監査ログ(/opt/zimbra/log/audit.log)を確認し「CreateAppSpecificPassword」の不審な呼び出しがないかを調査
不審なアプリケーション専用パスワード(「ZimbraWeb」等)の有無を確認し、存在する場合は無効化
Linuxカーネルの暗号処理に権限昇格の脆弱性「Copy Fail」
📰 過去報告:8/28
Linuxカーネルの暗号化API(algif_aead)におけるメモリ処理の不備(CVE-2026-31431)に関する解説記事です。対象のカーネル環境において、攻撃者がsplice関数などを悪用してメモリ上のキャッシュファイルを上書きし、管理者権限(root権限)を奪取するおそれがあります。
8/28 報告と同じ Linux Kernel について、別の権限昇格の脆弱性が公表されました。エクスプロイトコードも公開されており、利用環境の確認を推奨します。
主要なTTP
splice関数を用いてカーネルのメモリ上にキャッシュされた任意のファイルのデータを上書きする
メモリ上にキャッシュされたroot権限のSUID設定ファイルを上書きし、root権限で任意のコードを実行する
対象となる組織・利用者
脆弱なバージョンのLinuxカーネルを使用しているサーバーやシステムを運用している組織。
推奨される防御アクション
利用しているLinuxディストリビューションの公式情報を確認し、カーネルを最新バージョンにアップデートする
カーネルの更新が困難な場合は、algif_aeadモジュールを無効化して影響を低減する
■ レポート・解説
Google・Anthropic・OpenAI、サイバーAIモデルを発表
Google、Anthropic、OpenAIの各社が、脆弱性発見やサイバー防御・攻撃能力を持つ最新のAIモデルやセキュリティ対策プログラムを発表しました。各社は防御側への早期アクセス提供を進める一方、モデルの自律的な動作やハッキングに関するリスク管理の強化を図っています。
ISS、IPA10大脅威ベースのセキュリティ用語集を公開
Internet Secure Services株式会社(ISS)は、IPAの「情報セキュリティ10大脅威」最新版から厳選した用語を解説する「インターネットを安全に利用したい人が知っておくべきセキュリティ用語集」を公開しました。
発行元:Internet Secure Services株式会社(ISS)
注目理由:IPAの10大脅威をベースに、セキュリティ用語を分かりやすく整理・解説しており、社内向けの教育やセキュリティ意識向上に活用できます。
入手方法:以下のURLより閲覧可能です。 https://www.isskk.co.jp/resources/yogo/

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この内容は 2026-09-03 に配信されました。